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翌朝、セレニタは起きるとベッドの上に立ち上がり、天に向かって「コケコッコー! コケコッコー! コケコッコー! …」と叫び始めた。チカはまだ眠たかったので、マリアの寝室に行った。セレニタはミルクを買いに行った。その時巨大な燭台が空を飛んでいるのを見…

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セレニタは部屋に行くと、聖書を手に取って「本当かなあ・・・」と言うと読み始めた。しばらくしてエンディミオンが家の前に来た。マリアがセレニタの部屋に来て「あなたの友達が来てるわよ」と言った。それでセレニタは外に出た。エンディミオンは「周りで…

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セレニタは部屋に戻るとカエサルに「あの子は赤い彗星から来たのか」と言った。するとカエサルは「赤い彗星の兵士達は、七つの星が描かれた旗を持っていた。彼女の髪飾りも七つの星だな」と言った。その時チカが部屋に入って来ると、セレニタに「あなた腹話…

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セレニタはチカに「お前の宇宙船は大きなシャンデリアに似てるのか?」と言った。するとチカは「そうよ。飛ぶ時に赤いガスをかぶって彗星の姿になるの」と言った。その時、いつの間にか来ていたエンディミオンが「君は君達がやった侵略行為を知ってるのか。お…

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燭台は月の裏側に来た。その時、そこでは巨大なシャンデリアが修理中であった。そして燭台はシャンデリアに収容された。一人の老人がチカを迎え入れて「王女様。ご無事でしたか」と言った。チカは「有り難う。大臣」と言った。そして大臣に「私達の記録を見…

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そして赤い彗星はプレセペで、住むのに適した星を見つけた。しかし多くの先住民がすでに住んでいた。そこで艦隊が彗星から飛び出して、惑星を攻撃し始めた。M91銀河軍の宇宙戦艦は、三十四本のロウソクのような形のレーザー砲を装備していて、そのロウソクの…

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そして赤い彗星はプレイアデス星団に来た。可住惑星がアステローペの回りを公転していたが、すでに先住民がいた。先住民は、ツァパルディアと呼ばれる、カエルのロボットと、ローシャンと呼ばれる、オタマジャクシ型の戦闘機を量産していて、それらが、赤い…

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チカは記録映画を見終わると「何てひどいのよ! 先住民達が可哀想だわ!」と叫んだ。そして大臣に「私を地球に連れて行って。プレイアデス人の生き残りが一人そこにいるの。もう一度彼に会いたいわ」と言った。その翌日エンディミオンは、チカとM91銀河の大臣…

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大臣は「我々の人口は千億人です」と言った。カエサルは「地球の人口は60億人だな」と言った。そしてエンディミオンは「我々は共存出来ない。なぜなら地球の人口はすでに多過ぎるかも知れないからだ」と言った。そしてアルベルシアノが「私は若い頃にアルベ…

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セレニタとチカは映画を見終わった。セレニタが「地球人は月より遠くに行った事が無いな」と言うと、チカが「そのうち行けるわ」と言った。そして彼女は「一つだけお願いがあるの。宇宙人とはけんかしないでね」と言った。 それからアルベルシアノが大臣に、…

系図

アダム(אדם)はエバ(חוה)によってセツを産んだ。 Adam begot a son Seth by Eve. アダムは娘アズラも産んだ。 Adam begot a daughter Azura too. セツは妹のアズラによってエノスを産んだ。 Seth begot a son Enosh by his sister Azura. セツは娘ノアムも産…

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スコッツェラ夫人がアメリカ合衆国で、最初の女大統領になった時、スペース・シャトルが月から地球に来た。そして一人の少女がそのスペース・シャトルに乗っていた。彼女は鳶色の髪をしていて、女の服を着ていた。シャトルが地球に着いた時、彼女は全く動け…

2

翌日、家政婦が来た。その家政婦は肌が緑色をしていた。彼女は窓を開けて、息を吹いた。すると、ごみが窓から外に吹き出された。その時家具も皆窓から外に吹き出されて、ホテルの前に落ちた。そこで家政婦は外に出て行って、家具を窓の中に投げ込み始めた。…

3

アーティミドアは山に行った。そして鳥の鳴き声を楽譜に書き取った。その時、木の枝の上で、革靴を履いた鳥が踊っていた。するとその木が揺れて、沢山の毛虫が落ちて来た。そこでアーティミドアは、その木の下から逃げた。それからその鳥は地面に降りると、…

4

翌日、アーティミドアは、好みのタイプの男性を見た。男の名はオリオン・シャッシュールといい、黒い髪であった。その地方に、シャッシュールと言う名の農家の人がいる事を知っていた。畑仕事は地上でやる仕事なので、アーティミドアは、彼に興味を持った。…

5

翌日、アーティミドアは図書館に行った。そして動物学の本を読んだ。するとオリオンが来て「動物が好きなのか。動物園には行かないのか」と言った。アーティミドアは「私を嫌いじゃないの」と言った。オリオンは「面白い子だな。嫌いじゃない」と言った。ア…

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アーティミドアとオリオンが帰ろうとした時、一人の少女がアーティミドアの上に落ちて来た。アーティミドアが何気なく見上げた時、彼女は上空にいて、アーティミドアにキスをした。そこでアーティミドアの記憶は途切れた。アーティミドアがイタイ病院で目を…

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翌日、オリオンはステローペに合いに行った。その時、オリオンに声をかけようとしていたアーティミドアは、彼がステローペと一緒にいたので、引き返して速いペースで歩き始めた。そしてペット店に入った。アーティミドアがそのペット店を出た時、ステローペ…

8

翌日、アーティミドアはオリオンに会いに行った。その時オリオンはエレキギターを弾いていた。アーティミドアは「私に何か出来る事はある?」と言った。するとオリオンは「俺が弾いた曲を楽譜に書き取ってくれるか」と言った。そしてオリオンはエレキギターを…

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翌朝、アーティミドアは起きた時、気分がよくなっていた。そしてピアノを弾いてみたら、音の高さはもとに戻っていた。そして周りを見回すと、ステローペは椅子に座って、テーブルに突っ伏して寝ていた。アーティミドアは彼女に声をかけた。すると顔を上げて…

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そしてアーティミドアはステローペの家に行った。ステローペは「アーティー。朝より気分いいよ。洗濯物干してくれるかな」と言った。するとアーティミドアは洗濯物を干し始めた。ブラジャーをハンガーにかけた時、ステローペが起きて来て「うちは洋服屋じゃ…

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翌日、アーティミドアはゴミ捨て場に行った。その時、一つのごみ袋が動いていた。アーティミドアが近づくと、そのごみ袋はスピードアップしたが、アーティミドアは追いついて、つまみ上げた。すると、ごみ袋の下から猫が現れて、逃げて行った。それからアー…

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翌日、ステローペは住宅の屋上でグライダーを組み立てて、飛び立った。彼女が飛んでいる時、横で四羽のカラスが、大きさの順に並んで飛んでいた。一番大きなカラスが「飛ぶー」と言った。そして二番目に大きなカラスも「飛ぶー」と言い、三番目に大きいカラ…

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鳥人間大会が開催される日に、アーティミドアは、会場に来た。その時オリオンがそこにいた。オリオンはアーティミドアに「ステローペが俺にチケットをくれたんだ」と言った。するとアーティミドアも、チケットを見せて「私にもくれたわ。あの子まだ来てない…

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アーティミドアは目を覚ますと、自分の頭に手を触れた。すると、髪が短くてウエーヴがかかっていた。そこでコンパクトを出して、自分の顔を映して見た。するとそこにはステローペが写っていた。アーティミドアは驚いて「どうして私がステローペなの!」と叫ん…

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ある日、何人かの大工がアーティミドアの部屋に来て、バスルームに大きな鏡を設置した。その数日後、アーティミドアは、猫を見つけて抱こうとしたが、猫は逃げた。そしてアーティミドアはバランスを崩してごみ箱の中に入ってしまった。そしてそのごみ箱の蓋…

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ある日オリオンが、ステローペに合いに来て「一緒に旅行に行きたいが、どうか」と言った。するとステローペは「アーティーも一緒なら行ってもいいよ」と言った。そしてオリオンはアーティミドアに電話をかけた。 翌日、アーティミドアはバスに乗って、本を読…

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翌日、三人が帰ろうとした時、お金が足りなかったので、切符一枚で電車に乗るためにオリオンはトランクに入り、ステローペはアーティミドアのスカートに入った。アーティミドアが坂道に来た時、トランクが坂を滑り落ちて行った。そこでアーティミドアはトラ…

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ある日、アーティミドアは買い物に行った。その時一匹の犬がついて来た。アーティミドアは、犬がついて来ている事に気がつくと、驚いて走り出した。すると犬も走ってついて来た。アーティミドアは、信号無視をした。そして犬も信号無視をして、車に引かれて…

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ある日アーティミドアは図書館に行った。ホテル・イスカンダリアに帰る時、コオロギが鳴いていた。アーティミドアは、ネズミが石の下で鳴いているのかと思って、石を一つひっくり返した。すると何匹かのコオロギが石の下から逃げて行ったが、ネズミは一匹も…