2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

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八月二十一日、マトゥサラ とバトラーチェはガザに来た。その時、兵士達が二脚砲台を使う訓練をしていた。バトラーチェが「何だよあのガザCもどきは!?」と叫んだ。するとマトゥサラくすくす笑うと「あれは歩行砲台よ。でこぼこした土地では人型に変形して歩…

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八月二十二日、マトゥサラとバトラーチェはラビ・ウサ に会うために、北に向かった。ラビ・ウサはマトゥサラの恩師であった。彼は人間には似ておらず、二本足で立った大兎のようであった。マトゥサラとバトラーチェはエリコに来た。二人は石版 を見た。マト…

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八月二十五日、マトゥサラとバトラーチェはバビロニアに来た。マトゥサラは地図でホテルを探して「ホテル・バベルは遠いわ。空を飛べたなら」と言った。そして空に向かって「ロプロース!」と叫んだ。するとバトラーチェがぎょっとして彼女を見た。マトゥサラ…

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その時そこに、ヒヨコの顔をした男 がいた。その名はラヴ・ヒナであった。彼はマトゥサラを見ると彼女に「相変わらず無茶苦茶やるなあ。逆様にぶら下がれば見慣れた星空が見えるとでも思ったのか。オカマ野郎」と言った。ラヴ・ヒナは人間には似ておらず、ヒ…

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八月二十六日、マトゥサラとバトラーチェはホテル・バベルを出て、北へ向かった。そして二人は、湖のそばにある、バラージという町に来た。その湖の水は、海水よりも塩辛いが、死海ほどには辛くなかった。二人は荒れ果てた神殿に入った。すると、顔をそぎ取…

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二人は町を出た。マトゥサラとバトラーチェは自動販売機の前に来た。沢山の、珍しいジュースがあった。それらはモカ納豆、キリマンジャロ納豆、ジョージア納豆、ブルーマウンテン納豆、サントス納豆などであった。マトゥサラは缶を開けて飲んだ。そして吐き…

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やがてバトラーチェは、マトゥサラによく似た人影を見つけた。その人影は男と一緒にいた。その男は襲撃者には似ていなかった。バトラーチェは、その男は誰だろうかと思って、忍び足で近づいた。しかし、その人影はマトゥサラではなかった。彼女は一人の少女…

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その頃マトゥサラは、横倒しになった車を押していた。そして車が元通りになると、乗り込んで運転し始めた。その時マトゥサラは、何故襲撃者が自分を殺そうとしているのかと、彼が父親の隠し子なのだろいかという事を考えていた。彼女は母方の祖父の跡を継い…

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その頃バトラーチェは森で、多くの昆虫、羽虫、ミミズ、毛虫、蝶や夜蛾、そして跳ねる物達を存分に食べていた。そして彼は「カエルはカタツムリだけで生きるものではない」と言って笑った。 その頃マトゥサラは森で、あらゆる種類の果物を、思う存分に食べて…

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八月二十七日、マトゥサラとバトラーチェはコーカサスに来た。二人は教会に泊まった。そこに、赤い鎧を着た騎士 が来た。するとマトゥサラは思わず「ゲルググだわ」と叫んだ。するとその騎士は「お嬢さん。間違えないで頂きたい。私はゲオルグだ」と言って、…

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しばらくして、バトラーチェは中を覗いた。その時、裸身のマトゥサラが一人の男と共にいた。彼女はバトラーチェに気付くと「あなた見ていたの!」と叫んだ。すると男が「彼は我らを見てないよ。被造物が我々を見てなお生きている事は出来ない」と言った。する…

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私はエノスである。私は真実を求めていた。そして世界暦三百二十五に、主なる神から私にメッセージが下った。主なる神は私に答えて下さった。そして私はこの書物を書いた。 初めは、宇宙は空であった。空虚だけがあり、デミウルゴスだけがそこにいた。彼が初…

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地球の中心部は雷で出来ている。それは大いなる業火と呼ばれている。そしてその周りを水が覆っている。それは深淵と呼ばれている。そしてその周りを地殻が覆っている。それは大地と呼ばれている。そして空は空気、雲、そして火で出来ている。それは大地の上…

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月の中心部は水で出来ていて、それは天の窓と呼ばれている。そして月の地殻は土で出来ていて、その水を取り囲んでいる。月の半径はおよそ四百六十五エウピプトン九点二二三七七〇三エピタキュンセーほどである。月の軌道半径はおよそ九ヘミガイオン七百九十…

短編

夕方、暗くなった時、一人のエンジニアが、仕事を終えて家に向かっていた。その名はマックスであった。その時西の空に満月が見えていた。 マックスは、その満月に気がつくと、「復活祭の後で満月は出ないはずだが・・・、そもそもこの時間に満月が西に出る事…

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水星の導楕円の半径はおよそ十九ヘミガイオン八千六百七十八エウピプトン十七点一八九七エピタキュンセーほどである。水星の外部重心の公転周期はおよそ八十七日二十三時間十七分二秒ほどである。水星の導楕円の離心率はおよそ〇点二〇五六四一ほどである。…

短編

宇宙から来た男がいた。彼の名はラムダレットであった。彼は帰ろうと思って、宇宙船に戻って来た。彼は「地球人は、ぼくの星をおうし座34番星と呼んでいたな」と言うと、宇宙船を発進させた。ところが彼の向かった先には星が無かった。周りを見回したが、故…

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金星の導楕円の半径はおよそ三十六ヘミガイオン一万千四百七エウピプトン〇点三四二四二エピタキュンセーほどである。金星の導楕円の回転周期はおよそ二百二十四日十六時間五十七分四秒ほどである。金星の導楕円の離心率はおよそ〇点〇〇六七七九六ほどであ…

短編

おおぐま座10番星には、おおぐま族が住んでいたが、その星はやまねこ座空域にあった。 それでその星の住民は、星から出るたびに、出会ったやまねこ族から嫌がらせを受けていた。 ある時、一人の住民が、銀河大帝マガッラー に訴えると、大帝は「やまねこ座41…

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太陽は十九カラットの星素で出来ていて、地球の周りを回る。太陽の半径はおよそ二千六百四十六ヘミガイオン〇エウピプトン三点四百十六万九千百十五エピタキュンセーほどである。太陽の軌道半径はおよそ五十一ヘミガイオン千八十三エウピプトン十四点九〇九…

短編

手品師はスランプであった。そこで彼は、科学者に炎を吹き出す杖を作らせた。すると科学者は杖を作って、手品師に渡すと「このスイッチを押すと、火が先端から吹き出します」と言った。そして手品師は外に出て、その杖のテストをした。すると杖は炎を吹き出…

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火星の導楕円の半径はおよそ七十七ヘミガイオン九千五百三十六エウピプトン五点八二七六五エピタキュンセーほどである。火星の導楕円の回転周期はおよそ六百八十七日〇時間十四分二十三秒ほどである。火星の導楕円の離心率はおよそ〇点〇九三三〇四四ほどで…

短編

一九九九年七の月、 天から恐怖の大王が降って来るだろう、 アンゴルモアの大王を復活させるため、 その前と後に、火星が降伏の名の下に支配するだろう。 (諸世紀・十巻七十二章・ノストラダムス) ヒンギス、ドーキック、そして鳩、 ノストラ・ラモスが大王…

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メティデスの導楕円の半径はおよそ百四十三ヘミガイオン八十エウピプトン九点六八六八二エピタキュンセーほどである。メティデスの外部重心の交点周期はおよそ千七百十一日十三時間五十一分三十五秒ほどである。メティデスの導楕円は真円である。メティデス…

短編

シケムの事件の後、デナは来る日も来る日も部屋にこもっていた。ある日、彼女は商店街に行った。そしてデナは、外国人達が建てた店に入った。そして彼女はその店で、美しい顔立ちの店員に出会った。それ以来、デナはしばしばその店に行った。ある日、彼女は…

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木星の導楕円の半径はおよそ二百六十五ヘミガイオン八千五百三十三エウピプトン二点一九九四五エピタキュンセーほどである。木星の外部重心の公転周期はおよそ四千三百三十二日十八時間五十五分四秒ほどである。木星の導楕円の離心率はおよそ〇点〇四八四二…

短編

猟師がライフルを発射した。すると一匹の狼が死んだ。それから猟師はその狼を彼の家に運んで行った。狼にはラウヴァードという名の子供がいた。ラウヴァードは「ぼくはお父さんの敵を討ちたい。ぼくを人間の姿に変えて下さい」と月に願った。するとラウヴァ…

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土星の導楕円の半径はおよそ四百八十七ヘミガイオン四千三エウピプトン一点七九〇九四エピタキュンセーほどである。土星の外部重心の公転周期はおよそ一万七百六十日〇時間二十七分四十四秒ほどである。土星の導楕円の離心率はおよそ〇点〇五二六三二七ほど…

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星達は星素で出来ている。銀河は星の群で出来ている。そして星雲は火で出来ている。全ての星達は、太陽と同じく空気に覆われている。太陽や恒星の大気はコロナと呼ばれている。星素は精を含んで純度が下がると共に、色を青から白、黄色、橙を経て赤になり、…

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その時一人の男が空に横たわっていた。そして一人の女も地に横たわっていた。男は女の手を取り、地に降り立ち、女もまた男の手を取り、立ち上がった。彼らはウラノスとガイアであった。ガイアは多くの被造物を欲しがり、全ての海の生物を創った。それらは魚…