7

 翌日、オリオンはステローペに合いに行った。その時、オリオンに声をかけようとしていたアーティミドアは、彼がステローペと一緒にいたので、引き返して速いペースで歩き始めた。そしてペット店に入った。アーティミドアがそのペット店を出た時、ステローペに相手にされなかったオリオンが来た。アーティミドアはオリオンに「あなたあんな滅茶苦茶な女が好きなの? 私の方がよっぽど女らしいと思うわ」と言うと、オリオンは「お前男だし・・・」と言った。するとアーティミドアは鞄を彼に叩きつけると走り出した。しばらくしてから、立ち止まって歩き始めると、ステローペがアーティミドアに声をかけた。アーティミドアが振り向くと、ステローペはアーティミドアの肩に手を乗せた。アーティミドアは彼女の手を払うと「どういうつもりよ! あなた嫌いよ!」と言って、足早に立ち去った。その頃オリオンは同僚と一緒に酒場にいた。彼はオリオンに「あの女はレズビアンだっていう噂だぜ」と言った。