2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

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十一月一日、マトゥサラとバトラーチェはマドリードに帰って来た。その時、ラヴ・ヒナから小包が届いていた。それはエルサレム・タルムードの、ローシュ・ハ=シャナーであった。ラヴ・ヒナの手紙にはこう書いてあった。 お前確か学校にいた頃、大き目の紙に…

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十一月二日、マトゥサラとバトラーチェは商店街に行った。その時レメクとコックとパンダが強盗を働いていた。その時マトゥサラは彼らを咎めた。彼女が「やめなさいよ」と言うと、レメクが「黙れこの尼。何をしようが俺達の勝手だ」と言って、三人はそこら辺…

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十二月二十五日、マトゥサラはケーキを買いに行った。その時レメク達がケーキ屋に来て、店員を脅してケーキを作らせていた。彼らはジングル・ベルを歌って、踊っていた。そこにマトゥサラが来た。レメクは「おい姉ちゃん。大食い競争でもしようか」と言った…

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十二月二十六日、法王が死んだ。そしてアポスタテスが後を継いだ。マトゥサラは新聞を読んだ。新聞には、このような記事が載っていた。クラーク・ケントが自殺未遂。彼は製粉機に飛び込むが、製粉機は壊れてしまい、本人は全く怪我は無し。毎夜、怪盗が現れ…

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十二月三十一日、世界の戦艦展が開かれていた。マトゥサラとバトラーチェは、戦艦展を見に行った。しかしトバルは動物園のオーナーから、ホシ・ピューマという動物を捕まえて欲しいとの依頼があったので、山に行ってテントを張った。その山は、戦艦展の会場…

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一月四日、マトゥサラは、教会で紙が発見されたので、呼ばれた。マトゥサラはそれを見ると「これは失われた福音書じゃないかしら。コプト語ね」と言った。そして翻訳し始めた。帰り道で、彼女は赤い雲の様な、見慣れない天体を発見した。それは彗星 であった…

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一月六日、トバルは引っくり返った亀の救出を依頼された。その亀を元通りに戻す事は誰にも出来なかった。なぜならその亀は、手を差し出されると、その手を噛むからであった。その亀は鉄さえも噛み砕く 事が出来た。トバルは機関銃で、亀を撃ったが、弾は全て…

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一月七日、マトゥサラは、一般人の服を着て、バトラーチェに「車に変身して」と言った。するとバトラーチェは車になり、マトゥサラは乗り込んだ。そしてホテル・タイガース・アイに行った。すると、一台の白い車が近づいて来て、バトラーチェが変身した車に…

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一月九日、マトゥサラとバトラーチェはテレビを見ていた。二人が見ていた番組には、カエルの頭を持つ、人間のようなロボットが出ていた。そのロボットはディフダであった。ディフダはショルグフという、オタマジャクシ型の飛行機に変形 する。まず最初に目が…

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一月十日、トバルはプレスリードッグ の捕獲を依頼された。プレスリードッグは、ステージ衣装を着て歌う習性があり、ジリスの仲間で、学名はキュノミュス・プロスカエニイ・エルヴィスである。トバルは山に行ってテントを張った。その時、一匹のプレスリード…

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一月十一日、マトゥサラはバトラーチェに、物語を聞かせていた。それは神と、正しいゴキブリ の物語であった。神はゴキカブラハムに現れて言われた。 「私は全能の神である。私はあなたとの間に契約を結ぶ。あなたは多くの害虫たちの先祖となる。あなたの名…

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一月十二日、マトゥサラとバトラーチェはピクニックに行った。二人は動物園に来た。バトラーチェは一瘤ラクダと二瘤ラクダの前で三つ瘤ラクダ に変身した。そしてまた、サイの前で大きなサイ に変身した。マトゥサラはそれを見て笑っていた。 その日トバルは…

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一月二十一日、ガンディ・フグが変死していた。そして、フグの毒のビン が現場で発見された。ガンディ・フグはインド人とスイス人のハーフで、格闘家であったが、相手に怪我をさせずに勝つ事を信条としていた。トバルは警察の、犯人捜索に協力しいた。トバル…

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一月二十二日、トバルはイランでの仕事を依頼された。マトゥサラは、彼について行った。しかし彼女は、エジプト以外のアラブ諸国には入国出来なかった。なぜなら彼女はイスラエルに行った事があるからである。その時バトラーチェが、一人の男に変身して、マ…

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翌朝、一月二十四日、マトゥサラは窓の外を見て驚いた。なぜならそこはスウェーデンだったからである。彼女はスウェーデンで生まれて、幼少時をそこで暮らした。 その時レメクの巨人はゴジラと戦っていた。コックが「石炭が無くなりました!」と叫び、その巨…

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翌日の一月二十五日、トバルはミロス島の、暴れ彫刻退治を依頼された。その時マトゥサラは「ミロのヴィーナス を見たい」と言った。するとバトラーチェがミロのヴィーナス に変身すると、六本の腕を生やして踊り始めた。マトゥサラはそのヴィーナス を叩いた…

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一月二十六日、マトゥサラとバトラーチェはテレビを見ていた。その時、アポスタテス教皇と、鏡がテレビに出た。その鏡には、文字 が写っていた。アポスタテス教皇は「この文字を読める者はいるか。読めた者には賞金を出そう」と言った。マトゥサラはテレビの…

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一月二十七日、マトゥサラはパイを三つ作り始めた。その時、トバルがそこに戻って来た。マトゥサラはテーブルにパイを三つ並べて「人々が悔い改めないなら、洪水が起こるらしいわ」と言った。トバルは「洪水はカエルにとって天国だろうな」と言った。バトラ…

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二月二日、世界時十八時半に、空が暗くなり始めた。 世界時十九時、月は巨蟹宮五度五十四分三十七秒、北緯三度五十二分四十七秒にあった。そして月齢は十点四日であった。赤井彗星 は、双児宮二十八度十五分四十五秒、北緯二度三十六分一秒にあった。それは…

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二月六日、マトゥサラはニュースを見ていた。考古学者が、サントリーニ島で古代遺跡を発見した。その頃、サントリーニは丸い島 であった。その古代遺跡はムーザキにあった。 翌朝、二月七日に、マトゥサラとバトラーチェとトバルは、ボートでサントリーニ島…

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そして、地上は火の海であったにも関わらず、鳥は舞い降りて来た。地上に降りた時は、腕の代わりに翼を持つ人間のように見えたが、火が更に勢いを増したので、その鳥にも人間にも見える姿は見えなくなった。その時、炎の中から「私は刺客を送ったが、それは…

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アベルは雲の上に来た。その時、巨大なカエルのロボットが、雲を突き抜けて立ち上がった。それはラナ であった。アベルは「これも古代文明の技術なのか! どうやって大きさを変えるのだ!」と言った。そして天に向かって「ミカエル、ラファエル、ガブリエル。…