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ある日、空中に巨大な金魚鉢が現れた。そしてその中には大きな魚がいた。それはアリオンであった。その時戦車がアリオンを撃ったが、アリオンは全くびくともしなかった。そしてその戦車がアリオンの影の中に入ると、影の中に沈んで金魚鉢の中に現れ、魚がそ…

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ある日、セレニタは車に轢かれた消火栓を見た。カエサルは「犬が怪我をしている。可愛がってやれ」と言ったが、セレニタは「犬は嫌いだ!」と言って通り過ぎた。しばらくしてから辺りを見回したが、周りには誰もいなかった。猫を一匹見つけて「わははは猫がガ…

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ある日、石碑が空中に現われた。それは単独で浮遊していたが、その下に時々水の柱が現われては崩れ落ちて、洪水となっていた。その時セレニタはテレビでニュースを見ていた。カエサルが「あの石碑はアトラスだ。我々が乾燥地帯の住民達のために開発した物だ…

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ある夜、天文学者のアルベルシアノは、プレイアデス星団が赤くなったのではなく、その方向から赤い彗星が接近して来ているという事に気が付いた。そして言った。「あれは火の赤さではない。血の赤さだ。」 翌朝、セレニタは洗濯をした。それから「レナクァホ…

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ある日、巨大な風呂桶型ロボットが空中に現れた。それはアフロディーテという名であった。操縦士は裸であり、操縦席も風呂桶の形をしていた。操縦士は「9年前、我々はプレイアデス星団を征服出来なかった。しかし地球は今我々の支配下になるだろう」と言った…

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ある日、台風が発生した。それは大気の動きを無視して動いていた。その時セレニタとカエサルはテレビを見ていた。カエサルは「あれはジュピターという、人工台風だ。渦の中心部に本体がある」と言った。そこでセレニタは「レナクァホー!」と叫んで窓から跳び…

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ある日、赤い彗星が地球の近くで停止した。そして燭台が空中に現れた。燭台はロウソクの火からレーザー光線を発射して、町を火の海に変えた。その時セレニタは「レナクァホー!」と叫んで崖から跳び降りた。するとレナクァホが飛んで来てセレニタを収容すると…

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セレニタは「もしぼくがあの彗星で死んだら洪水は彗星の上で起こるだろう」と言って、ラナに乗り込んだ。するとラナの上半身、即ちブストが射出されて落ちた。そしてウエボがガルバニ、即ちラナの下半身から離脱してレナクァホに変形すると、彗星に向かって…

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セレニタはベットの中で目を覚ました。その時一人のベドウィンがベッドの傍らにいた。ベドウィンは「ソラッヤーニー。気分はどうかな。君はプレイアデス星団から飛行機に乗って落ちて来たんだ」と言った。ソラッヤーニーとはアラビア語でプレイアデス星団人…

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巨大化版 その翌日、セレニタは、壊れたレナクァホの前に来て、工具を出しながら「単体だけで飛べた方が良いな」と言った。その時カエサルが「これはエンディミオンが調べてくれたんだが、エルシービーチタン合金は、ハイパーチタン合金よりも丈夫で軽くて値…

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セレニタは町に来た。その町では女性は皆ベールを着ていた。セレニタは笑いながら「この国の女共はオバケの仮装をしてるぞ」と言った。するとカエサルが「この国では女の人はベールを着る決まりなんだよ」と言った。セレニタがドレス姿の女性を見て「あの女…

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初版 ある日、巨大なカマキリが現れた。セレニタは「ショルグーフ!」と叫んで崖から跳び降りた。するとショルグフが飛んで来て彼を跳ね飛ばした。セレニタはモスクの上に落ちて跳ね上がると、ショルグフの操縦室の中に落ちた。そしてショルグフは飛び立った…

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ある日、巨大なラクダが現れた。その名前はガマル・アワルであった。そこでセレニタは「ショルグーフ!」と叫んで崖から跳び降りた。そしてそのまま地面に落ちてから、ショルグフが飛んで来て、彼の上に着陸した。ショルグフには3つのランディングギアがある…

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その頃、太陽系近傍で宇宙戦争が起こっていた。二つの艦隊が戦っていた。一方の艦隊の宇宙戦艦は犬の様であり、もう一方の艦隊の宇宙戦艦ははライオンの様であった。ライオンの艦隊は、大型火炎ミサイルを発射した。そのミサイルは戦艦よりも大きかった。犬…

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セレニタがアレキサンドリアに来た時、犬の様な宇宙戦艦が落ちて来た。そして犬の頭をした男が宇宙戦艦から放り出された。セレニタはその犬の頭の男に駆け寄ると「おいスヌーピー! 大丈夫か」と言った。その時カエサルが「ここはエジプトだからアヌビスかも…

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その時エンディミオンが、ライオンの頭をした男を連れて来て、セレニタに紹介した。「彼の名はアサド。おれがカイロにいた時・・・。」 その時突然カルブとアサドが喧嘩を始めた。アサドは石油缶をカルブに投げつけた。するとカルブは缶の蓋を取るとアサドに…

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そしてセレニタは彼らの宇宙戦艦を修理し始めた。しかしどちらもひどくやられていたので、使える部品を使って一つの宇宙戦艦を作った。そしてカルブとアサドはその宇宙戦艦を見て笑った。カルブがアサドに「貴方方の太陽を凍らせてしまって、すまない」と言…

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セレニタは海岸に沿って西に向かっていた。ある日、セミの鳴き声が響いていた。ふと太陽を見ると、巨大なセミが太陽に貼り付いていた。そこでセレニタは「ショルグーフ!」と叫んで崖から跳び降りた。するとショルグフが飛んで来て、セレニタと地面の間を通り…

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ある日、巨大なモズが現れた。その名前はモズラだった。モズラは塔に車を引っ掛けた。その時セレニタは「ショルグーフ!」と叫んで崖から跳び降りた。するとショルグフが飛んで来て、セレニタにぶつかった。そしてセレニタはぺちゃんこになってショルグフに貼…

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ある日、巨大な馬が現れた。その名はウマゴジラであった。ウマゴジラは激しく暴れた。セレニタは「ショルグーフ!」と叫んで崖から跳び降りた。するとショルグフが飛んで来て、セレニタを跳ね飛ばした。そしてセレニタはウマゴジラめがけて飛んで行き、ウマゴ…

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ある日、煙の巨人が現れた。その名はジンであった。その時セレニタは「ショルグーフ!」と叫んで崖から跳び降りた。するとショルグフが飛んで来てセレニタの下を通り過ぎた。そして彼の服がショルグフの尻尾に引っ掛かったので、セレニタは操縦席まで這って行…

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セレニタは食堂に入って食べ始めた。そこに一人の男が入って来た。セレニタは思わず「スナフキンだ!」と言った。すると他の客が彼に「彼はハダラ・ミン・ナイザクだよ」と言った。ハダラは楽器を取り出して歌い始めた。 ナイザクはおおかみ座ベータ星の近く…

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ある日、巨大なホウレンソウが現れた。それにはソーセージで出来た足があった。その時セレニタは「ショルグーフ!」と叫んで崖から跳び降りた。するとショルグフが飛んで来てセレニタを跳ね飛ばした。セレニタは鎖をショルグフに投げると、ショルグフのハッチ…

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ある日、ネズミが焼いてないパンを食べて膨らみ始めた。そして猫がそのネズミを丸飲みして膨らみ始めた。セレニタは食堂で食べていた。その時、食堂のテレビに巨大な猫が出た。するとセレニタは大喜びで「あの猫抱きたい!!!」と言って外に飛び出すと「ショル…

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巨大化版 ある日、天文学者のアルベルシアノは、りゅうこつ座エータ星の方向から来る水惑星を発見した。そして「三日後に洪水が起きるだろう」と言った。水の惑星が見え始めて雨が降り始めた。セレニタはニュースを見ると外に出た。そして空に向かって「ショ…

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セレニタは「あの星の軌道を変えて脱出出来たら洪水は起こらない。軌道を変えても脱出出来なかったら洪水が一つ起こる。軌道を変えられずに脱出出来ても洪水が一つ起こる。軌道を変えられずに脱出も出来ないなら二つの洪水が同時に起こる。洪水が起こらない…

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ホアキン・デ・サン・アントニオ・ハビエルとアナ・ラ・サンタ・クルス・サンチェスには、マリア・デ・サン・アントニオ・ラ・サンタ・クルスという娘がいた。マリアが成人すると、二人は廃屋となった修道院を買い取って、マリアに住処として与えた。マリア…

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セレニタが家に帰って来た時、銀髪の少女がいた。彼女は一つの八線星形、二つの六線星形、四つの五線星形の、合計七つの髪飾りを付けていた。彼女はチカ・エリセアと呼ばれていた。マリアは「この子はあなたが居ない間に星から落ちてきたのよ」と言った。セ…

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子犬が来た時、セレニタは慌てて木に登った。しかしチカはその子犬を抱いて撫でていた。セレニタはそれを見て「まるで猛獣使いだな」と呟いた。セレニタは鳥の巣を見つけるとチカを呼んだ。彼女も木の上に来た。そしてセレニタ彼は「この卵はゆでると旨いぞ…

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マリアはチカに「セレニタの誕生日は6月25日なの。あなたの誕生日は?」と言った。チカは「私6月18日生まれよ」と言った。するとマリアは「来年祝ってあげるわ」と言った。 その夜、チカはひどくうなされてたのでセレニタは「どうしたの」と言った。するとチ…