12

 翌日、ステローペは住宅の屋上でグライダーを組み立てて、飛び立った。彼女が飛んでいる時、横で四羽のカラスが、大きさの順に並んで飛んでいた。一番大きなカラスが「飛ぶー」と言った。そして二番目に大きなカラスも「飛ぶー」と言い、三番目に大きいカラスも「飛ぶー」と言った。そして一番小さいカラスが「落っこちるぞー、きっとな」と言った。そして四羽のカラスは散っていなくなった。それから突風が吹いて。ステローペは墜落した。その時アーティミドアが下を歩いていた。ステローペはアーティミドアの上に落ちた。アーティミドアが病院で目を覚ました時、ステローペが「大丈夫? ごめんなさいね。あんたが下にいるの知らなかったんだ」と言った。すると医者が「君たちほんとに仲がいいな」と言ったので、アーティミドアはむっとした。するとステローペはアーティミドアに、鳥人間大会のチケットを渡した。