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 ある日、何人かの大工がアーティミドアの部屋に来て、バスルームに大きな鏡を設置した。その数日後、アーティミドアは、猫を見つけて抱こうとしたが、猫は逃げた。そしてアーティミドアはバランスを崩してごみ箱の中に入ってしまった。そしてそのごみ箱の蓋が落ちて来て蓋をした。そして一匹の白い猫がそのごみ箱に跳び乗った。そこにオリオンが偶然通りかかった。アーティミドアはオリオンに声をかけた。オリオンは周りを見回して、白い猫を一匹見つけて、その猫に「その声はアーティミドアじゃないか。アクタイオンが女神の裸を見て鹿に変身させられたが、お前は自分の裸を見て猫になったのか」と言った。すると猫は「何言ってるのよ」と言った。オリオンは「お前ホテルのバスルームに鏡を設置したんじゃなかったか」と言った。アーティミドアは「そうよ! 鏡つけたわ! でもどうして私が猫になったって言うのよ! 私は人間よ!」と言った。するとオリオンは「今のお前はどう見ても人間じゃない。猫みたいだ」と言った。するとアーティミドアは立ち上がって「何言ってるのよ!」と叫んだ。同時にごみ箱の蓋と猫が上に飛んで行った。するとオリオンは「おお! 元の姿に戻ったな!」と言って笑った。そしてごみ箱の蓋がアーティミドアの頭の上に落ちて来た。オリオンは「大丈夫か。ごみ箱の中でゴレイダの真似でもしてたのか」と言った。するとアーティミドアは「私お父さんはいないから、お父さんと結婚したくても出来ないわ」と言った。