2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

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ある日、アーティミドアは、死にそうになっているセミを見つけた。セミを拾うと「ごめんね。私人間なの。天使じゃないから助けられないわ」と言って、木の根元に置いた。それから図書館に行った。その時、オリオンが図書館にいた。オリオンは「涼しくなった…

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ある日、掃除屋さんが、つむじ風をゴミ箱に捨てた。そしてつむじ風は、父親に助けを求め始めた。そして、風が強くなった。アーティミドアはテレビをつけた。その時、幾つかの台風が、集まってる様子がテレビに映った。そして、更に一つの台風がそこに来てい…

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ある日、ステローペがドレス姿でアーティミドアのホテルに来たので、アーティミドアは驚いて「いったいどうしたの」と言った。ステローペは「オリオンがぼくを嫌いになったかも知れない。ぼくは変なのか」と言った。アーティミドアは「あなたは女にしいと思…

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その夜、ステローペがアーティミドアのホテルに来た。そしてカレンダーを手に取ると「シーザーはクィンティリス(第五の月)をジュライに変えて、アウグストゥスはセクスティリス(第六の月)をオーガストに変えたけど、ティベリウスとカリグラとクラウディウス…

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翌日、ステローペはオリオンの家に行った。アーティミドアは、新しいワイン買に行った。その時、アーティミドアは、オリオンとステローペが一緒にいるのを見て、驚いて隠れた。そして「私はオリオンが好きだけど、ステローペもオリオンを好きになり始めてい…

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そしてアーティミドアは、レストランに行った。その時、ピアニストがレストランでピアノを弾いていたが、そのピアノは音程が八分の一程低く調音されていたので、アーティミドアは、くすっと笑った。そして考えた。 私は中学生の時から、男が嫌だったわ。それ…

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翌日、ステローペがアーティミドアのホテルに来た。その時、アーティミドアは、ベッドで寝ていた。ステローペは「具合でも悪いの?」と言った。アーティミドアは「私、ある女の人を好きなんだけど、私が男らしくないから、その人は他の男の人を好きなの。そし…

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そしてステローペはアーティミドアに「あんた栄養つけなきゃ」と言って、レストランに連れて行って、ナツメヤシのサラダとシシカバブを注文した。そしてまたアーティミドアに「ヒツジの肉だよ。怖がらないで食べろよ」と言った。アーティミドアは「オリオン…

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翌日、アーティミドアは林檎狩りに行った。その頃、オリオンは、ネギを背負っているカモを見つけた。そこでオリオンは、そのカモをライフルで撃った。するとそのカモはネギを振った。すると弾丸が真っ二つに切れて、地面に落ちた。そのカモはネギを背中に収…

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アーティミドアは、その山に来た。そして、木の枝の上に鍋が乗っているのを見つけた。アーティミドアは「私はステローペじゃないんだから。どうやって木に登ればいいのかしら」と呟いてから、木に登り始めた。そして、その鍋の蓋を開けた。すると、鍋の中か…

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翌日、黄色いブラジャーを着けた、巨大なゴリラが現れた。戦車がゴリラに向けて発砲した。すると、弾丸が、ゴリラの脇の下を通り、ブラジャーは脱げ落ちた。その時オリオンは、ライフルを持って外に出た。そしてゴリラの顔を撃った。するとゴリラは戦車を一…

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翌日、アーティミドアは電車に乗った。それからオリオンもそこに来た。そしてアーティミドアに気がつくと、声をかけて来た。アーティミドアは「車どうしたの」と言った。オリオンは「昨日、岩が沢山飛んでて、そのうち一つが俺の車の上に落ちたんだ」と言っ…

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ある日、アーティミドアとステローペはショッピングに行っていた。その時ステローペがごみ箱を跳び越えた。するとアーティミドアは、驚いて呆れたが、彼女をカッコいいとも思った。そこでアーティミドアは、ごみ箱に向かって走り始めたが、心臓に痛みを感じ…

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翌日、アーティミドアは、ベッドの中で目を覚ました。その時、ステローペがベッドの傍らにいた。彼女は「気分はどう」と言った。そこにオリオンも来た。アーティミドアは「大丈夫よ」と言った。オリオンは「お前が生きてて良かったよ」と言った。そしてハサ…