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 翌日、アーティミドアは外に出た。その時その時、全部のごみ箱がひっくり返されていて、何人かの掃除屋さんが働いていた。ひしてアーティミドアは郵便局に行った。そして郵便局員に、翻訳を書いたノートを入れた封筒を渡した。そしてホテル・イスカンダリアに戻った時、廊下のゴミは、すっかり取り除かれていた。そして部屋に入ろうとした時、アジア人の子供がアーティミドアに話しかけて来た。その時、アラブ人の子供がアーティミドアのスカートをめくり上げた。そして子供たちは二人とも走って逃げて行った。その時、ヨーロッパ人の女性がアーティミドアに「ごめんなさいね。あの子達私の子供なのよ」と言った。アーティミドアは「あなたの子供達は外国人みたいね。元気でいいわ」と言った。するとその女性は「あの子たちの本当の親は、テロで死んじゃったのよ。れで私が引き取ったの。あの子達は日本人とイラク人よ」と言った。その時、子供達はいつの間にか戻って来ていた。そして二人は「やい糞ババア! その女の子の血を吸うつもりだろ!」と言って、走って行った。そしてその女性は子供達の後を追って行った。