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 ある日、アーティミドアはサンドイッチを食べた。その時鳩が沢山集まって来た。そこでアーティミドアは、鳩はハムを食べるだろうかと思って、サンドイッチからハムを抜いて落とした。すると鳩達は一斉に飛び立ち、一日くーきの犬が走って来て、そのハムを食べた。アーティミドアは驚いて逃げ出すと、ジャングルジムに昇った。その時、一人の若い女性が走って来て「ごめんなさい。私の犬よ」と言って、その犬を抱き上げた。アーティミドアはジャングルジムから下りると「あなた、ピザ屋さんの売り子ですか」と言った。すると彼女は「そうよ。私ピザンチンで働いてます。名前はセシリア・アイリーン・ブリッジよ。いつかは私の犬見つけてくれてありがとう。犬のトーストも元気よ」と言った。するとアーティミドアは「私はアーティミドア・リーヴライン。私、実は男なんです」と言った。するとセシリアはくすくすと笑って、アーティミドアの胸に手を置くと「男の人みたいな名前だけど、胸あるじゃない」と言った。アーティミドアは、彼女の手首を掴むと、手を胸から放させた。そして手を放すと、セシリアは「ごめんね」と言った。アーティミドアは「白いチーズと黒いチーズがあるのかどうか知りたいわ。月面ピザを食べたいのよ」と言った。セシリアは「モッツァレラはピザに乗ってるチーズで、色は白いわ。それ以外のチーズが乗ってるピザは知らないわ。ラクレットが暗い色だけど、・・・自信ないわ」と言った。アーティミドアは「どんな風に焼いたら、白いチーズだけ泡立つかしら」と言った。セシリアは「そんなの作った事無いわ。モッツァレラに膨らし子を入れたらどうかしら・・・、いや、本気にしないで。知らないから」と言った。