48

 ある日、アーティミドアはバスツアーに行った。その時、バスがいつまでたっても出発しなかった。アーティミドアは、本を読み終わると、何冊かの本を買って、再びバスに乗って読み始めた。そのうち、カメルーン人達がぞろぞろとバスに乗って来て、それからバスが出発した。バスが大聖堂の前に止まると、乗客達はバスを降りて大聖堂に入った。その時、聖バルトロマイの皮剥ぎナイフがあった。それには魚のカワハギの絵が落書きされていた。その時神父が「前に、ある日本人が、この皮剥ぎナイフにカワハギの絵を描いたんだよ」と言った。そして乗客たちは、十二使徒の絵を見た。彼らは絵を指差すと「あれがユダだな」と言った。なぜなら一人だけ逆さまに描かれていたからであった。それから彼らは中東の地図を見た。その地図には「ピソンとギホンはどこか」と書かれていた。その時一人が「クシはエチオピアだからギホンはナイル川で、ハビラは西アラビアだから、・・・いや、知らないな」と言った。すると別の一人が「ピソンとギホンは地下水脈だ」と言った。そして別の一人は「オロンテス川ヨルダン川だ」と言った。そして別の一人が「今は干上がってるんだ」と言った。