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 マトゥサラとバトラーチェは歩いていた。その時トバルが二人の近くにいた。マトゥサラは彼の近くに来て、そのまま通り過ぎた。彼女はトバルが自分と血の繋がりがあるのだろうかと考えた。なぜなら彼が父親に似ていたからである。彼女の父親は金髪であるが、トバルは黒い髪であった。そして彼女の母はブルネットの髪であった。マトゥサラは、トバルが退治しようとしていた猫を見つけると、抱き上げて「DIO!」と言った。するとトバルは驚いて、マトゥサラがその猫の飼い主かと思って、後をつけ始めた。